食欲は敵
去年駿台でよく一緒にいた人は僕の食生活が不思議でしょうがなかったと思う。
端的に言うと僕は摂食障害だ。
どうしてこうなったのか少し振り返ろうと思う。
もともと僕は肥満気味で、お腹周りの脂肪は手のひらいっぱいに掴んでも余るくらいついていた。
しかしこの体型が一気に変わる転機が訪れる。
高校入学後、中学から部活の時間が1時間から3時間に増えた。
さらに当時の顧問がフィジカル重視の人で、鬼のように罰走(ミニゲームで負けたりすると罰として走らされる)をさせられたり、とにかく練習がハードだった。
高校入学当初63キロほどあった体重も1ヶ月で53キロほどまで減り、お腹周りの脂肪が面白いようになくなった。
けどここから僕の拒食が始まった。
1度痩せてしまうとそれをキープしたいという感情が芽生えたからだ。
具体的にいうと、とにかく常に体型と体重が気になる。
100gでも体重が増えると気持ちがイライラしたり、なにかを食べるとすぐに体重計に乗って確認して、今すぐに食べた分を排出したり、運動して消化したいという気持ちに駆られる。
いきなりご飯の誘いを受けたときは、ほんとは行きたいという気持ちがあるけど、やっぱり体重のことが気になって断ってしまう(何人か断った人いると思うごめん)
クラスの打ち上げとかで食べ放題に行くことになったら、それに備えて2日前くらいからご飯を抜いたりもした。
それでも高校時代は部活や体育とか体重を減らす手段がたくさんあったからそこまでストレスにならなかった。
高校卒業後も、駿台までの自転車の道がそこそこキツかったのでそこでエネルギーを消費できるからあまり気にならなかった。
しかしこの微妙な精神バランスが宅浪して一気に崩れた。
宅浪はほとんど動かないのと太りやすい体質のせいで昼食抜きの生活でも勝手に体重が増える。
これが今の自分にとってかなりストレスになってることは間違いない。
周りからは痩せたって言われたりするけど、もう自分の体型を客観的に見れなくなっていて、全部お世辞に聞こえる。
またこの栄養不足のせいで、低体温低血圧低心拍数とか、いろいろな悪影響を及ぼしてることも分かっている。
精神衛生上も悪くて、家で暴れたり鬱になったり、もうほんとに生活がぐちゃぐちゃになってきてる。
それでも食べられない。
どうしても体重が増えるのが怖くて食べる気になれない。
そろそろ下剤とかに手を出して体重を減らしたいとまで考えるようになった。
あぁ、もうほんと人間辞めたいな。