永遠の10歳
まだポケモンなんか見てるん?
高校生くらいからこんなことを言われることもたびたびあった。
もう20歳になったし、まぁそう言われてもしょうがないなと思う。
けど僕は今でもポケモンのアニメを何回も見る。
僕がポケモンを好きな理由は、見ているときだけ童心を取り戻せるから。
今でも伝説のポケモンが出てくると興奮するし、熱いバトルシーンには心が踊る。
初めて小学生でポケモンセンターに連れてきてもらったとき、一面ポケモングッズがならんでいるのに興奮したけど、今でも行くときは同じ感覚でワクワクしながらエスカレーターをのぼる(笑)
そんな我を忘れて童心にかえれる瞬間が僕はすごく好き。
アニメの話に戻ろう。
20歳にもなると、見ているうちに作者からのメッセージとか、セリフの厚みとか、伏線とか、そういう見方もできるようになってきてそれはそれでおもしろい。
でもそういう目線でばっかり見ようとするとどうしても見たままに感じる童心が失われてしまうときがある。
そこがちょっと難しいところだなって思う。
今の小学生はポケモンを見るのかな。
今やっているサンムーンは今までとは違って作品全体を通して明るく温かみのあるイメージで、今までみたいなシリアスなシーンがなく、小学生にはすごく見やすい作品になってる。
でもそのなかで命について深く描かれている描写が多くてそういったところも小学生に向けていいアニメになってるなって思う。
僕たちがダイヤモンド・パールで興奮してゲームのリメイクはまだかと待ち望むように、今の小学生たちも5年後、10年後、こうやってみんなで懐かしさを共有してほしいなって思う。
僕も10年後今見てるサンムーンを見返したらどう感じるのかな。
また違う感じ方をするかもと思うとちょっと楽しみ。
でもやっぱり今みたいな童心はこれからずっと変わらないような気がする。
だから僕にとってポケモンはやっぱり偉大なんだな。