伸びしろですねぇ!
今日はなんとあの、サッカー元日本代表、ワールドカップで3大会連続ゴール、名門ACミランで10番をつけたこともある、あの本田圭佑にジャンケンで勝利するという歴史的偉業を達成した。
きっとこれは日本ジャンケン界の歴史に残る偉業であり、4月16日はおそらく国民の祝日になるであろう。
そう、ぼくは歴史を動かしたんだ。
歴史が動いたといえば、今日それと同じくらい歴史的に大きなことがあった。
ノートルダム大聖堂の大炎上だ。
何百年という歴史を持つ建造物が焼け崩れていく映像はあまりにも残酷で虚しいものだった。
ふと思い出したんだけど、うちの高校には
「ノートルダムの呪い」
って言葉がまことしやかに囁かれていた。
今回の炎上とは全然関係ないことだけど、なんとなく頭に浮かんだ。
どういうものかというと、文化祭や音楽祭で「ノートルダムの鐘」をやると、必ず大道具の鐘が落ちるというジンクスだ。
なんと二年連続で、「ノートルダムの鐘」のミュージカル演技本番中に鐘が落ちている。
今回の聖堂の炎上とは比べ物にならないが、やっぱりその本番のために受験勉強を返上してつくりあげた鐘が落ちると見ている僕らも色々と思うところはある。
人々のたくさんの思いが込められ、パリのシンボルとして、そして宗教の中心地として崇められた大聖堂。
フランスの人たちの思いが強く込められていたことは間違いない。
パリの人々はどんな目であの聖堂の炎上を見つめていたのだろうか。
そんな思いを抱えながらぼくは明日も本田圭佑とジャンケンをするだろう。