朝マック同好会

 

 

朝マック同好会

それは僕が勝手に立ち上げた

高校非公認の同好会だ。

 

朝早く学校の最寄り駅に着いたけど授業は受けたくない。

でも学校内の図書室やホールでサボっていると先生にバレる可能性があるから時間を潰す場所がない。

そんな人を救うため同好会だ。

 

活動内容は簡単

朝、最寄り駅にあるマックで

学校に行く気になるまで時間を潰すだけ。

 

会員はどれくらいいるのかって?

もちろん僕一人だ()

 

活動頻度は週三で、そこらのしょぼい部活よりも活発に活動していた。 

 

 

特に高校二年生こときは熱心に活動に励んだおかげで、危うく留年をするところだった。

 

留年をしかけた話についてはまた別の機会で詳しく書こうと思う。

 

 

 

そして高三になってから朝マック同好会の活動は1時中断になる。

理由は好きな女の子と同じクラスになって

真面目に学校に行くようになったからだ。

一学期の遅刻が0になったから驚きだ

 

 

 

しかし二学期あたりから朝マック同好会の

活動がまた活発になりはじめた。

理由は一学期に頑張って出席したおかげで

残りの授業のほとんどを欠席しても年間の出席しないといけない日数に足りるとわかったからだ。

 

そしてもうひとつ。

唯一楽しみで真面目に受けていた体育が高三では5限以降になったからだ。

 

1時間目 朝マック(数3)

2時間目 朝マック(数3)

3時間目 カラオケ(地理)

4時間目 カラオケ(地理)

昼休み 登校 中庭でバスケ

5時間目 体育

6時間目 睡眠(倫理)

7時間目 LHR(遊び)

放課後 音楽祭の練習

(月曜日時間割)

 

という好きなことだけをする学校生活が始まる。

一応言っておくがこれをしていたのが受験生の秋だ。

二浪になったのはこのときの天罰なのかもしれない。

 

でも僕はもしまたあのときに戻れたとしても

また同じ生活をすると思う。

 

重役出勤のような時間に学校に登校し

好きな体育と行事の準備だけして家に帰る。

こんな神みたいな生活をもう1回したい。

 

そして、授業をサボって食べる朝マックの味はそれはそれは美味しかった。

 

 

1度だけ駿台に来てから朝マックを食べたことがある。

全然おいしくなかった。

 

朝マックは高校の授業をサボり、

午後からの好きな体育と音楽祭の練習を

楽しみに待ちながら食べるから美味しかったのかもしれない。

 

そう、朝マックは青春の味だ。